天然芝のお庭には人工芝にはない質感と雰囲気があります。
施主さんからは、やっぱり天然芝にしてよかったよ。というお声もたくさん頂いていますが、天然芝もメリットばかりではありません。
末永く素敵な天然芝のお庭を維持するためには対策しなければならない相手が存在します。
“雑草”
「雑草魂」という言葉や「悪草ほど早く伸びる」ということわざにもあるように丈夫でぐんぐん育ってしまう雑草。
ほっておくと見た目が悪くなってしまうだけではなく、養分を奪い日陰をつくり、芝の生育を妨げてしまいます。
さらに害虫の発生してしまうケースもありますので雑草への対策は不可欠なものとなります。
今回は雑草に対する基礎知識として、雑草の種類をご紹介したいと思います。
雑草の種類
●一年生イネ科雑草
春から夏にかけて生育します。
茎、葉が丈夫で根も太く引き抜くことが困難になる種もあれば、1株で約1,000粒の種子を持つようなものもあります。
これらは根が太くなる前に抜き取ったり、種を残す前の段階で処理をすれば翌年以降は生えてこなくなりますので、小さなうちから処理することが重要になります。
●多年生イネ科雑草
みなさんもよく見かけるススキやドクダミなどがこの種に当たります。
秋には発芽して越冬し、春にも発芽するものもあり、踏圧に強く繁殖する場所を選びませんので、小さなうちに処理して種の飛散を防いでおかないと面倒なことになります。
●一年生広葉雑草
代表的なものはツユクサやブタクサです。
空気の乾燥したところで生育している一年生広葉雑草は、他の種類の雑草よりも比較的処理しやすいものになります。
●多年生広葉雑草
ヨモギやシロツメクサなどがこれに当たります。
品種が非常に多く4種類の雑草の中で最も処理が厄介な種になります。
根で増えていくものや種子で増えるもの。またその両方など様々な種類があり、手作業で引き抜くだけでは処理しきれないこともあります。
世界の強害雑草のトップにも挙げられているほどのハマスゲという品種は非常に厄介です。
雑草の品種によって対策の仕方も異なってくるケースもありますので、まずは雑草の種類を把握することが対策の第一歩と言えるでしょう。
天然の芝を育てていくには雑草との関係が切っても切れない関係になりますので正しい知識と対策法を身に着けることが大切です。
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